12/23 横浜PWC兼GPT名古屋

Deck: Scry Prowess

Counts : 60 main / 15 sideboard

Creatures:15
4 Monastery Swiftspear
4 Abbot of Keral Keep
4 Seeker of the Way
1 Monastery Mentor
2 Zada, Hedron Grinder

Spells:22
4 Defiant Strike
4 Myth Realized
4 Titan’s Strength
1 Dromoka’s Command
4 Temur Battle Rage
2 Valorous Stance
3 Become Immense

Lands:23
4 Battlefield Forge
1 Bloodstained Mire
1 Canopy Vista
1 Cinder Glade
1 Flooded Strand
4 Mountain
3 Plains
4 Windswept Heath
4 Wooded Foothills

Sideboard:15
2 Wild Slash
2 Deflecting Palm
1 Dromoka’s Command
2 Surge of Righteousness
1 Valorous Stance
3 Radiant Flames
2 Stasis Snare
2 Gideon, Ally of Zendikar


サイドボードを変更。
コントロールに強いギデオンと、絹包みより対象の広い停滞の罠/Stasis Snareを採用。
主にアグロ相手の最後の勝ち筋である跳ね返す掌/Deflecting Palmを2枚に。
ようやく一貫したサイドカードが確立できたと自分では思っている。


R1 4c Aggro ○○

凶暴な拳刃、カマキリの乗り手、放浪する森林(この日よく散見した)を含むアグロ。

G1
初手からタップインでメインからの光輝の炎も意識したが、ピン除去しかないと判断して横にならべ4T目9点アタックからそのまま勝ち。

G2
相手の苦しい立ち上がりも、耐えられ最大サイズの放浪する森林と凶暴な拳刃が並び残り2マナ・ライフ4、こちらはケラル砦のみ残り11という状況で停滞の罠をトップし、
森林を罠にかけ、温存してたティムールの激闘でぴったり4点押し込んで勝ち。


R2 Abzan ××

相手はこの日最大の強豪プレイヤー。

G1
僧院の速槍→タイタンの力で15点スタートを決めるも、熟考の末(早期決着を予想されたからだと思うが)、展開する手を止め、速槍を絹包み、キャストした時には渋い顔をされた神話実現をドロモカの命令(対象:相手の始まりの木の管理人と私)でいなされる。
 その後は除去の極端に薄いメインではなすすべなく管理人、包囲サイでマウントを取られ負け。

G2
こうなってくるとキツいが、このデッキは真正面から突っ込んでいくしかない。

前のゲームと同じく停滞の罠、アブザンキラーの勇敢な姿勢、始まりの木の管理人対策に、先に撃ちたいドロモカの命令、打点の高い相手なので切り札の跳ね返す掌をサイドイン。

今度は3T目に相手の熟考が訪れる。
森をセットし、アナフェンザをキャストできる黒白緑の3マナは揃っているが、こちらにはクリーチャー1体(道の探求者だったか)と神話実現、ドロモカの命令1枚で一気に攻勢に出られるが、相手のコントロール下にクリーチャーはいない。

まずは黒マナから強迫(対象:私)をキャスト。手札を公開する前に制され、この強迫スタック上で対応してドロモカの命令(対象:強迫、私)をキャスト。

これはどういうことかと言うと、ドロモカの命令 は必ず対象を"ふたつ"取らないといけないため、「インスタントorソーサリーのダメージをすべて軽減する」効果の対象を"自分のコントロールしている強迫"に取り、もう一つの対象を私にすることによってこちらの神話実現のみを除去することができるというわけ。
強迫でハンドを削られ苦しい展開になった。

しかし、幸いドローがよく残り9点まで追いつめ、包囲サイキャストでライフ残り12、こちらは9。
場には相手の包囲サイ、アナフェンザ。私のケラル砦の修道院長2体、僧院の速槍。
こちらのドロー後、手札のリアクションスペルは「強大化」のみ。

全員アタック、ケラル砦の修道院長を包囲サイでブロック後、ブロックされていないケラル砦に強大化をキャスト。
通るダメージは 「果敢」ケラル3/2 + 強大化+6/+6 + 「果敢」速槍 2/3、つまり11点。

相手も包囲サイも生き残る。こちらのライフはフェッチランドからのライフロスで8。

なぜアナフェンザがブロックしていなかったのか。アナフェンザには攻撃時の誘発能力がある。相手のライフは12。こちらはフェッチ起動前に9。果敢に行く前に計算はしっかりしないといけない…。


R3 4c Abzan ○×○

私は過去の対戦相手の顔や名前、デッキの内容を覚えておくのが得意なため、相手の構成や戦術を予想して動くことがある。
人によっては先入観を持つべきでないというかも知れないが、直感を大事にするため私はこれをむしろ拠り所にしている。少なくとも、見たことのない人がほぼいなかった、この日のPWCでは。

G1
この対戦相手は比較的ゆったり行動するデッキを好む。相性差でいえばメインは必ず取れる。1体をパンプしていき4Tで勝ち。

G2
とはいえ、こういう勝ち方をするのであっという間にメインをとった後は基本的に相手のデッキ構成はわからない。ましてや多色全盛であるこの環境では。

軽除去を増してくることには違いないので、いつも通りティムールの激闘を減らし、アブザンの魔除けに引っかかるザダ抜いてギデオンに、ミッドレンジ以上用の停滞の罠、勇敢な姿勢と跳ね返す掌をサイドイン。

相手のデッキはアブザン基調でコラガンの命令(はじける破滅は見えず)をタッチしている形のようだった。
手札を暴かれ、ライフ9までは攻めるもののアブザンの魔除けでドローしてきた包囲サイでゲインされ詰められず負け。

G3
一転、相手は2回のマリガンで初期手札は5、こちらは土地1キープで2T目、3T目は自分のアップキープに速槍にタイタンの力をキャスト。土地はまったく引けない。
しかし相手はこれ以上に苦しく、そのまま土地を引けた4T目に勝ち。


R4 Grixis Dragon ○×○

この対戦相手もデッキは遅めであることが予想できる。
メインはとらなければならない。

G1
この日、負けたR2以外のスイスラウンドはすべて先手を得られた。
このゲームでもそこそこの動きが出来て5T目に勝ち。

2T目のケラル砦の修道院長をキャストしてザダを追放領域に置きながらターン終了宣言し、固まる対戦相手を見るのは紙のマジックではこの時が初めてだった。

G2
前のラウンドとほぼ同様のサイドボーディングだが、ジェイスが見えていたため乱撃斬を追加した。

速い展開があるためお互いに熟考を重ね進んでいく。相手はドラゴンボーナスの恩恵を受けたグリクシスカラーのデッキだった。
ライフゲイン+エディクト効果の忌呪の発動はこのデッキにとって天敵中の天敵。
こうなるとジェイスを変身させてはいけない。

こちらの展開は悪くなく、ランドからのみのライフロスで終盤まで進むが、焼け野原で場は雷破の執政のみになり、温存していた跳ね返す掌で4点を突き返すのみで負け。次のトップが再びの掌か、強大化があればという希望はあったが。

G3
消耗戦は厳しいが後には引けない。先手の利を生かして展開とアタックを続ける。
ドラゴンボーナスで2度のプレイヤー3点ダメージ、4点ゲインを喫するが除去しかない相手の手札は何度も公開した雷破の執政のみ。

一度土地が止まった相手は4つ目の土地をセットし、執政をキャストするか、3マナのスペルを何かキャストするか頭をひねらせている。こちらには果敢クリーチャーと神話実現がある。久々に手が震えだす。5月以来だ。

ライフは相手が5、こちらが11。

熟考の末、タップアウトで雷破の執政をキャスト。こちらの手札には跳ね返す掌と強大化があった。


途中ジャッジにカードの効果を聞いたこともあり、非常に緊張感があるラウンドで感想戦が弾んだ。

手が震える癖がある。
勝ちを確信したとかではなく、この震えが私に"より適切なプレイ"を命令する。


R5 Mardu Aggro ○×○

全6R、この時点で3-1、OMWが3勝ラインでトップだったため、このラウンドを勝つことが出来れば次のラウンドをIDでTop8がほぼ確定する。

G1
1T目僧院の速槍で速いデッキだと顔をしかめられ、ケラル砦でまたもザダがめくれてインパクトを残したまま4T目に相手は投了。

G2
見えたマナベースはマルドゥ。ドラゴンスペルの軽除去も見えなかったが、除去コントロール、ドラゴンどちらでもある程度対応できるよう停滞の罠と勇敢な姿勢と跳ね返す掌をサイドインする。

相手先手1T目に速槍がとびかかって来る。続いてケラル砦まで。こちらのデッキの、即キルはないが除去が強い版と言ったところか。
ドロモカの命令ケアで入らないと見ていた前哨地の包囲が着地してマズい展開に。
相手もイマイチ攻めきれず、アラシンの僧侶によるゲインで一息つくのみ。
こちらは3体横に並べたあとはひたすら土地しかドロー出来ない。

そうなるとアドバンテージが勝る相手は除去を引き始める。こちらはとうとうサーチ先がなくなりフェッチランドを起動できなくなってしまった。結局、土地を18枚(23枚中)引き負け。

G3
相手のデッキ内容はほぼすべてわかったので掌、停滞の罠をサイドアウト、乱撃斬、ギデオンのみ残してほぼメインの状態に戻した。

三度、といえばいいのか相手の土地の事故で展開をされない。
こちらはその隙に、念のため全体火力ケアで果敢な一撃、勇敢な姿勢を構えつつ、果敢クリーチャーを並べる。
相手が展開できないため、6Tで一気に攻勢に出ようと果敢な一撃→果敢な一撃→ドローしたギデオンをキャストして相手が投了。丸めがね君に借りたギデオンをキャストした回数はこの日は結局この1回だけだった。


R6 ID


私に勝っていた人が全勝でなくなったためOMWが落ち、スイスラウンドは8位で通過。
ここから先は上がってもすべて後手という喜ばしくはない位置になった。


SE1 Jeskai Midrange ××

PWCでは今年4月以来のSE。相手はバブルマッチで丸めがね君に勝ちスイス1位のプレイヤー。デッキは丸めがね君のマッチを観戦していたため知っている。

この日はじめてのジェスカイ系とのマッチアップ。相性は悪い。

G1
白マナのみの手札でマリガン。土地が多いがやむなくキープ。トップは土地。
相手はジェイス、ギデオンと完璧な展開。こちらは除去を合わされハンドには土地が溢れてどうすることもできない。
ジェスカイの魔除け(自軍全体+1/+1絆魂)で18点ゲインされそのまま負け。

G2
クリーチャーの頭数はあったのでキープしてスタート。
7までライフを詰めるもオジュタイの命令(ライフゲイン・ドロー)で回復。
またしても手札には土地が溢れる。搭載歩行機械がとまらない。
ザダをオジュタイの命令(ライフゲイン・カウンター)で回復され、果敢な一撃のドローも土地でなすすべなし。


Total:4-1-1(8th) Top8

これで今年のPWCはSE1没×でおしまい。

前回のTOP8は龍紀伝直後のアタルカレッドだった。


果敢クリーチャーを並べていくか、パンプで詰めておくかの判断は難しいというより、決断力が要る。
当然ケアすべきところもあるが、一度決めたら一貫性を持ってプレイしないといけない。

プレイの決断の材料として、練習量だったり環境理解は十分に必要だが、一番は「決断の勇気」と「一貫性を崩さない勇気」。

「ひるまぬ勇気」さえあれば、このデッキは戦える。

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22c

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